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About

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Style
作品に向き合いながら思っていること「自分のできることから自分にしかできないことへ」。他人と同じものは作りたくない,他にないものをという職人魂でこだわりながら独自の世界を広げています。



①デザインの構築
- モチーフ使い -
どんなフォルムでもモチーフとして作れないだろうか,どうにかして作ってみたいと模索しながら取り組んでいるモチーフ使い。同じ制作のプロが見ても「どうやって作ってるんだろう?」と思わせてしまうようなユニークなものが作れたらと思っています。
窓を作るようにホール状にしてみたり、形そのものを使うモチーフフォルムは大きいもので箱そのものをモチーフ状にしたり、小さいものではツマミやチャームとして使うなど、デザイン,技巧ともにオリジナル度を高める重要なデザインの一つとなっています。
バスク織中心に制作している自身のモチーフデザインに多く用いるものに、いわゆるバスク十字と言われる「バスクの伝統文様のラウブルLauburu」があります。数々の作品に様々なモチーフデザインによるラウブルLauburu モチーフを見ることができますので、Collection にてご覧ください。

- 甘辛バランス -
自身オリジナルのデザイン用語「甘辛(あまから)バランス」。「甘 あま」はソフト, 繊細, lovely, cute, sweet などのイメージ、「辛 から」はすっきり,シャープ,さわやか, cool, simple, smart などのイメージで、主に色使いや質感を表現します。この相反するテイストを絶妙なバランスで取り入れ、上品で洗練さの効いた作品に作り上げていきます。



②色彩学の観点から
インテリアコーディネーター時代にインテリアカラーコーディネート色彩学を修得。色彩学の観点から布選びや色の組み合わせ、また質感を表すのに用いているのが形容詞的イメージ(ナチュラル,モダン,クール,ウォーム,カジュアル,エレガント,キュート,ノーブルetc.)を様々な色で複合的に表現するなど、作品作りに「色」にも深くこだわります。補色によるアクセント効果やアンダートーン(イエローとブルー)から色の相性を探るなど、自身の制作デザインに欠かせないツールとなっています。
かつて レッスンの中でも生徒さん方に対して色の観点から様々なアドバイスを行っておりました。(※Profile にある経緯(※2)により、現在は「教える,レッスン,教室,講師」というスタンスは除いております)



③欧◦米◦日の経験値
長いこと日本を離れ 様々な異文化に触れながら生活をして来た実体験。自分にとって貴重で大切な宝ものです。

◦欧州(フランス,オランダ):歴史,伝統,豊かな文化に触れ、多様性を受け入れることを学びました。
◦米国:自由で解放感を感じながら自然に囲まれながら、楽しむこと,遊び心を教えてもらいました。
◦(母国)日本:日本を離れて暮らすことで日本人としての誇りの気持ちを強くなり、日本人の持つゆかしさ,きめ細やかさ,気品,シンプルさを作品の中に表現していけたらと思っています。中でも日本文化を美しいと感じることの一つに、必要なものを際立たせ 余分なものを削ぎ落してゆくという日本人が持つ感性があります。「無駄のない究極のシンプルさ」の奥深さに目下のところ作り手として目が離せないでいます。今後の制作への影響は如何に?

欧◦米◦日のそれぞれの良いところを上手にmixし,joinしながら、作品の中に生かしていきたい。自分にしかできない作品が生まれることを願いつつ。



④「すべてを自前制作にて独自デザインで繊細に仕上げるおむつケーキ」の構築
2000年代 日本ではまだ出産祝い用の贈りもの「おむつケーキ」がほとんど知られていなかった米国在住時代。在住中に祭り好きの米国で生まれたベビーシャワーなるおむつケーキ文化に出会い、日本では見たことのないようなどれも使ってみたくなる制作意欲をかき立てる材料たちに囲まれて、遊び心いっぱいの純粋に楽しいイベント事へアメリカの友人たちはしばしば誘ってくれました。

職人魂が目覚めてしまったのか、オリジナルデザインの構築に向けて動き出すのにそう時間はかかりませんでした。ああしたらどうか?こんなのどう?と止めどもなくアイデアが沸々と湧き止まらなくなる。4年半の在住中 多くのアメリカ人,日本人の友人たちに、既成概念にとらわれない思い浮かぶアイデアでデザインしたオリジナル作品を一つ一つ発表するかのように、心を込めておむつケーキを作ってプレゼントしました。その度に思いつく新しいアイデア事を取り入れながら進化していく自分の作品。手応えを感じながら「すべてを自前制作にて独自デザインで繊細に仕上げるおむつケーキ」を構築していきました。

「すべてを自前制作にて独自デザインで繊細に仕上げるおむつケーキ」のデザインスタイルは、いわば自分の制作活動における「思い」を反映させ形にしたものです。他に任せず小さなパーツからすべて自前制作で、既成概念にとらわれない独自の発想で、時には材料も本来の用途とは異なる用い方で扱ってみたり、また細部にまでこだわり手にした人が使いやすいようにという気遣いをも盛り込みながら。

構築以来、トータルバランスを考え日本人の感性を生かした繊細で精巧な作品を作り続けています。贈る方も贈られる方も皆が嬉しく幸せな気持ちになる作品を目指して。毎回「思い」をのせて一生懸命作り、可愛らしい天使の誕生をお祝いできることに感謝する。'てしごと'をやって来て良かったと思う瞬間です。
独自のアイデアが詰まった丁寧で繊細な'てしごと'の結晶であるおむつケーキ作品の数々を、Collection の中の Nappycake Gift にてご覧ください。



⑤思い♡
♡いつも自分の心の中にキラキラと輝いている言葉は「自分のできることから自分にしかできないことへ」。そしてこんなことを考えながら制作に向き合っています。「他人(ひと)が'右'と言ったら自分はあえて'左'を向いてみたい」と。

♡いつも作りながら気遣うことは
「実用性が高いものならなおのこと、使う人が使いやすいように作りたい」。

♡毎回思い♡
をのせて一生懸命作り、手に取ってくれた方の笑顔で喜ぶ姿を見ることができた時この'てしごと'をやって来てよかったと思う瞬間を味わいます。悪戦苦闘の制作の苦労なんぞは一気に吹き飛びます。やっぱりやめられないな.. と。



⑥制作スタイル
作り手としていつも心の中にある「他人(ひと)が'右'と言ったら自分はあえて'左'を向いてみたい」や「自分のできることから自分にしかできないことへ」というフレーズ。
 
何かをしていて、何かを見ていて、「こんなのがあったらいいな」というところから自分の発案は始まります。既成概念にとらわれることを避け、ガラス製だったり木製だったり金属製や機械モノだったり編んだ素材だったり.. 制作分野の異なるモノを見て、自分だったらこれを(布とカルトン(厚紙)で)どのように作れるだろうかと探求模索します。
 
脳が痒くなるくらい経験値をもとにした立体把握力を駆使して「想像制作」を楽しみます。脳内に3D空間を持っている感じでしょうか。失敗,成功,苦労などの体験が「想像制作」をするための情報,材料の経験値になり、「想像制作」した後自分が分かる次元まで分解した上で理解し、それがまた新たな経験値として加わる.. そんな作業が私の脳内では繰り返されているのでしょう。
まだ誰も見たことのないモノを自分の手で一つ一つ「形」にしていきたい。
⑦実用・材料
全面総ガラス窓に囲まれた自宅リビングの一角の小さなスペースが自分の制作工房です。ここでまだ見たことのない作品たちが生まれます。周囲の棚には所狭しとバスク織生地を畳んで収納。リボンやパーツ類のたくさんの材料と色とりどりのバスク織生地に囲まれながら、埋もれながら?!脳裏に浮かんでくる閃きを形にしていく大切な空間です。
バスク織生地にはテーブルクロスやデッキチェア,バッグなどに使うTissue Enduite というコーティングされた撥水加工の生地もあります。通常水拭き,水洗いができない布とカルトン(厚紙)で構成されているため、屋外や水回りスペースで使う作品など用途に応じて、制作時に撥水加工の生地を取り入れていきます。
 
度々、山バスクの工房や工場に足を運びます。いつも奥へ行くと、店頭に出ない売れ残り商品や製品制作後の端切れ布が処分寸前状態で段ボール箱の中でくちゃくちゃになっています。お目当てはそれらをたんまり譲ってもらうこと。いつも量りで測って「いくらいくらよ」と譲ってもらいます。私にとってはまさに宝もの。いつも迷うことが楽しくなるくらい、色とりどり棚に積み重ねて幸せを感じながら'てしごと'に没頭する毎日なのです。

 

𝐉’𝐚𝐢 𝐦𝐢𝐬 𝐭𝐨𝐮𝐭 𝐦𝐨𝐧 𝐜œ𝐮𝐫 𝐚̀ 𝐥𝐞 𝐟𝐚𝐢𝐫𝐞 𝐚𝐯𝐞𝐜 𝐥𝐞𝐬 𝐭𝐢𝐬𝐬𝐮𝐬. 𝐉𝐞 𝐯𝐚𝐢𝐬 𝐚̀ 𝐥’𝐚𝐭𝐞𝐥𝐢𝐞𝐫 𝐬𝐨𝐮𝐯𝐞𝐧𝐭 𝐩𝐨𝐮𝐫 𝐚𝐜𝐡𝐞𝐭𝐞𝐫 𝐝𝐞𝐬 𝐭𝐢𝐬𝐬𝐮𝐬 𝐚̀ 𝐥𝐚 𝐭𝐞𝐫𝐫𝐞 𝐁𝐚𝐬𝐪𝐮𝐞.

𝗝𝗲 𝘀𝗲𝗿𝗮𝗶𝘀 𝗿𝗮𝘃𝗶𝗲 𝗱𝗲 𝘃𝗼𝘂𝘀 𝗽𝗿é𝘀𝗲𝗻𝘁𝗲𝗿 𝗺𝗲𝘀 𝗰𝗿é𝗮𝘁𝗶𝗼𝗻𝘀 𝘀𝘂𝗿 𝗺𝗼𝗻 𝘀𝗶𝘁𝗲. 𝗝𝗲 𝗽𝗲𝘂𝘅 𝗿𝗲𝗰𝗲𝘃𝗼𝗶𝗿 𝘃𝗼𝘀 𝗰𝗼𝗺𝗺𝗮𝗻𝗱𝗲𝘀 𝗲𝗻 𝗳𝗿𝗮𝗻ç𝗮𝗶𝘀.

𝗝'𝗲𝘀𝗽é𝗿𝗲 𝘃𝗼𝘀 𝗰𝗼𝗺𝗺𝗮𝗻𝗱𝗲𝘀 𝗲𝘁 𝗺𝗲𝘀𝘀𝗮𝗴𝗲𝘀. 𝗠𝗲𝗿𝗰𝗶.

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